ISBN:4061316494 文庫 三浦 綾子 講談社 1980/09 ¥660
恋愛がテーマと聞いて、
三浦綾子さんの本としては
今まであまり読む気がしなかったのだけれど、
手にとってみてよかったです。
「愛することは許すこと」。
確かに人間は醜いところもいっぱいあるし
(それが分かってなかった主人公は
やっぱり子供だったんだと思う)、
間違ったことをしちゃうこともあるけど、
一方で素晴らしいものを作り上げたり、
心を入れ替えて素晴らしい人になる可能性があるのも
同じ人間な訳で。
「人を嫌いになるのはその人の一部をみること、
人を好きになるのはその人の全てをみること」と
昔誰かが言っていたけれどその通りで、
嫌いだと思ってその人の違う面を見ようとする努力を怠ると、
自分が相手のいいところを見過ごしてしまう。
ある意味自分の世界に籠もってしまうのよね。
相手を許し、認めてあげることで、
自分も穏やかな気持ちでいられるし、
相手もそれによって変わっていくことができる。
良一にとって主人公の実家は
「許される」場所だったんだろうなぁ。
許されて死んでいった良一は幸せだと思う。
人間はいい面も悪い面も持っている。
それでも人間が好きだと言いたい。
恋愛がテーマと聞いて、
三浦綾子さんの本としては
今まであまり読む気がしなかったのだけれど、
手にとってみてよかったです。
「愛することは許すこと」。
確かに人間は醜いところもいっぱいあるし
(それが分かってなかった主人公は
やっぱり子供だったんだと思う)、
間違ったことをしちゃうこともあるけど、
一方で素晴らしいものを作り上げたり、
心を入れ替えて素晴らしい人になる可能性があるのも
同じ人間な訳で。
「人を嫌いになるのはその人の一部をみること、
人を好きになるのはその人の全てをみること」と
昔誰かが言っていたけれどその通りで、
嫌いだと思ってその人の違う面を見ようとする努力を怠ると、
自分が相手のいいところを見過ごしてしまう。
ある意味自分の世界に籠もってしまうのよね。
相手を許し、認めてあげることで、
自分も穏やかな気持ちでいられるし、
相手もそれによって変わっていくことができる。
良一にとって主人公の実家は
「許される」場所だったんだろうなぁ。
許されて死んでいった良一は幸せだと思う。
人間はいい面も悪い面も持っている。
それでも人間が好きだと言いたい。
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