愚痴。

2004年6月30日
母がキレた。
我慢強いけど、
何かあると目の前のことしか見えなくなる人だから、
ついに堪忍袋の緒が切れたらしい。
私も父も家にいるときは、
できるだけ母を手伝ってるつもりだけど、
(お父さん、最近、毎日帰ってくるの夜の12時すぎなのに…
私の真面目すぎな性格は、この両親から受け継いだものと思われ。弟もそうだし。)
やっぱり限度がある。

でも母の気持ちもすごくよく分かる。
田舎でのびのび育った母には、
複雑でプライドの高い祖母は理解できないんだろう。
さらに悪いことに大昔のお嬢様は、人を使うことに抵抗がない。
自分は何もかもしてもらえて当たり前と思ってる。
私だって、ヒドイときには5分に一度来る祖母からの呼び出しの電話にはイライラする。
首に縄がついているみたい。
それなのに毎日会うたびに、
「私は明日には死ぬかもしれないから…」
なんて言われると、
悪態の一つもつきたくなってしまう。
足以外は健康そのものなのに。

自分が冷たい人間って自覚はある。
だけど、介護は奇麗ごとじゃないと強く思う。
「家で看取るのが美徳」とか言ってる人、
じゃあやってみてよ?
もちろん下の世話から全部だよ。
きっと、相手と自分自身の両方に憎しみを感じることに
気づくはずだから。

小さい頃から苦手だったとはいえ、
祖母はもちろん大切な家族。
これまで彼女が苦労してきたってことも、頭では分かる。
それでも生活のほとんどを奉げるつもりなんてない。
食事くらいはゆっくり食べたいし、
ピアノを弾いてるとき、特に曲を通してるときなんか、は
邪魔しないでほしい。
疲れているときは休ませてほしい。
私のペースや生活に入り込んでくるのが正直鬱陶しい。
頭の中で、黒板を引っかくような音が響く。
おおらかで、
心の広い人になりたいのに。
周りの人を大切にしていきたいのに。

母は、いつ電話が鳴るかと、びくびくしてる。
ノイローゼ一歩手前。
私は祖母よりも、壊れかけてる母の方が心配なの…。

友達には介護を喜びと感じる子がいる。
将来は老人福祉施設で働きたいんだって。
私には、えらいな、としか思えない。

父が定年を迎えました。
思えば、父がそれなりの力を持ってたのも、
ピアノなんつーお金のかかることをやらせてもらってたのも、
年功序列の恩恵だったわけです^^;
これからは子会社に転籍するらしい。
お疲れ様でした。
これまでぬくぬくと暮らしてこれたのは、
お父さんが外で頑張ってくれてたからです。
この場を借りて、私を育ててくれてありがとう。

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