深い河(ディープ・リバー)
2004年6月14日 読書
ISBN:4062632578 文庫 遠藤 周作 講談社 1996/06 ¥620
いろんな人に薦められてきた本です。
ようやく手に取りました。
進んでるうちに、みんなが推薦する訳が分かってくる。
頭を殴られたみたいな衝撃。
グロテスクに人間を描写する。
私が気になったのは、神父様志望の人の話。
日本人にとってのキリスト教って?って話。
キリスト教は西洋で生まれたもの。
だから日本人には100%理解することは難しい。
西洋の神学は全て理論で割り切る。
(確かに全て理論で割り切るから、
全然違うバックグラウンドを持つ人にも、かなりの程度まで理解できて、世界中に広まったと思うんだけど。音楽もね。)
だけどその人は異端と呼ばれながらも、東洋人ならではの、キリスト教との関わり方を模索する。
読んでてドキンとした。
私がずっと思ってたことにそっくり。
日本人の私はどうしてキリスト教を信仰しているのか。
日本人の私がどうしてこんなに一生懸命西洋音楽を勉強しているのか。
神学感も一緒。
私も結局、神様と言えるのは1人で、
宗教の違いは方法の違いだと思ってる。
目的は一緒なのに、些細な違いで争うなんてバカみただし、すごくもったいないと思う。
就職することを決めたのも、生活だの自立だのもあるけど、日本人の私が日本人として誇りの持てることを仕事にしたい思ったのも理由のひとつ。
仕事って価値を生み出すことだと思うから、苦労して生み出したその価値を誇れる人になりたくて。
美津子のように、信念を曲げたり無視ししたりして「普通に」生きることが幸せなのか、
彼のように信念を不器用に持ち続けて、見捨てられてひっそりと死んでゆくのが幸せなのか。
極端な例だけど、私は後者を選べるほど強くなりたい。
もうちょっと歳をとったら、インドに行ってみたいな。
いろんな人に薦められてきた本です。
ようやく手に取りました。
進んでるうちに、みんなが推薦する訳が分かってくる。
頭を殴られたみたいな衝撃。
グロテスクに人間を描写する。
私が気になったのは、神父様志望の人の話。
日本人にとってのキリスト教って?って話。
キリスト教は西洋で生まれたもの。
だから日本人には100%理解することは難しい。
西洋の神学は全て理論で割り切る。
(確かに全て理論で割り切るから、
全然違うバックグラウンドを持つ人にも、かなりの程度まで理解できて、世界中に広まったと思うんだけど。音楽もね。)
だけどその人は異端と呼ばれながらも、東洋人ならではの、キリスト教との関わり方を模索する。
読んでてドキンとした。
私がずっと思ってたことにそっくり。
日本人の私はどうしてキリスト教を信仰しているのか。
日本人の私がどうしてこんなに一生懸命西洋音楽を勉強しているのか。
神学感も一緒。
私も結局、神様と言えるのは1人で、
宗教の違いは方法の違いだと思ってる。
目的は一緒なのに、些細な違いで争うなんてバカみただし、すごくもったいないと思う。
就職することを決めたのも、生活だの自立だのもあるけど、日本人の私が日本人として誇りの持てることを仕事にしたい思ったのも理由のひとつ。
仕事って価値を生み出すことだと思うから、苦労して生み出したその価値を誇れる人になりたくて。
美津子のように、信念を曲げたり無視ししたりして「普通に」生きることが幸せなのか、
彼のように信念を不器用に持ち続けて、見捨てられてひっそりと死んでゆくのが幸せなのか。
極端な例だけど、私は後者を選べるほど強くなりたい。
もうちょっと歳をとったら、インドに行ってみたいな。
コメント